レバーレスコマコンを作ったのでメモ。
タカチのネットワークケースにホールソーで穴開けして、基板はBrooksのUniversal Fighting Boardを使用した。Raspberry pi zeroとも接続するので、間をユニバーサル基板を使って配線する。以下買ったのとか。
- Universal Fighting Board
- ネットワークケース PF-32-5-2
- ユニバーサル基板 B-8160
- 接着式基板スタンド SPT-300
- Arcade/Button Quick-Connect Wire
- ファストン端子メス付ケーブル 30cm
- 2pinのXHコネクタ
- GamerFinger製ゲームスイッチ φ30
- セイミツ 24φネジ式ボタン(スケルトンタイプ)
- USBレセプタクルコネクタ NAUSB-W-B
コネクタ類とかも作るの面倒なので全般的に買って済ませた。あとはラズパイと接続するQIコネクタのケーブルとか、配線に使うワイヤーとかは、手持ちなので割愛。あ、あと内部配線に使う短めのUSBケーブルとかも。
レバーレスコントローラーに使うにはネットワークケースの剛性は十分で非常に向いてるんじゃないかなという印象。プラスチックだけど天板がかなり分厚くてボタンを押したときにたわむようなことが全然ない。また、一部カバーも分離するのでメンテも比較的やりやすい。
ボタンは三和とかセイミツではなく、Cherry軸を使っているGamerFinger製のものを初めて使ってみた。感想としては思っていた以上によかった。レバーレスコントローラーの要求として押す早さだけじゃなくて、ボタンの離すスピード(遅いと斜め入力と上下左右入力があいまいになる)も求められるので、できたらよいものを使いたい。ただ価格が高い。
マクロ周りに関しては以下のページを全般的に参考にさせてもらった。先人は偉大。
murmur-lab Raspberry Piでマクロアケコン
上側のUSBコネクタでUniversal Fighting Boardと繋いで、下側のUSBコネクタでラズパイの電源兼OTG接続を行う。基本的にパソコンと繋いでSSHからCUIでマクロ操作は実施する。人に使わせるってなると不親切だけど、自分が使う分には十分だよなと。
作ってみて、とりあえず当初の目標として二つあった、話題のレバーレスコントローラーがどんなものか使ってみたい。と、家庭用ゲームに対して汎用的に使えるコマコンを作成したいの両方は達成できてよかった。
前者はわりと馴れたらレバーやめられるんじゃないかという予感はしていて、今後ちょっと練習していきたい。思いの他、安定して出せないなーっていうコマンド技はないので、どちらかというと忙しい操作が入力しきれるかの方が問題という印象。あと、独特な効率化した入力があるのでそこにも馴れていきたい。お気に入りなところとしては、レバーがないので操作が静かってところと、筐体がかなり小さく作れたところ。純正のヒットボックスのでかさは逆に意味がわからないところがある。あんな大きさいらないよな。
後者も、マクロボタン作ってワンボタン昇竜とか連続技を自動でやるよーとか以外にも、コンパネから操作したフレーム数を表示・記録することとかできるので調べ物はかなりはかどるのではないかなと。そっちで記録したのをマクロ側に流し込めるようにとかもしたいよね。Universal Fighting Boardで作ったからおかげでPS3でも使えるから、初代PSのゲームとかも調べられるし、はかどる。ただ、今後ゲームでそこまで調べ物をするのかが謎ではある。
と言いつつ、ヨドバシで買ったらHitBox、35400円だけど、普通に同じかそれ以上かかってるよね。まあ、その分、よりほしいものができてよかったかな。そんな感じ。